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2008年5月16日 (金)

生態系のゆくえ

 時事通信によると、オーストラリア国防省は16日、保有している土地にカンガルーが大量繁殖している問題について、他の土地に移動させる方針を撤回し、安楽死による大量駆除を行うことに決めたそうです。

 大量に繁殖したカンガルーが、同じ土地に暮らす絶滅の危機にある動植物を荒らすことから、国防省が今年3月に駆除を立案し、当初の計画では薬物注射で処分することになっていましたが、動物愛護団体からの反発により、別の場所に移動させることに計画を変更していました。

 今回のカンガルーの大量繁殖の問題について、人為的に殺すか、人為的に別の場所に移すか、という選択肢しかないのでしょうか。どちらにしても生態系に人の手が加わることは変わりません。そもそも、絶滅しつつある動物を、人為的に保護するのは正しいことなのでしょうか。

 カンガルーが大量繁殖した原因に人間が関与しているとは思います。しかし、進化と絶滅を繰り返してきた生物を、人の手によって保護するか駆除するかを決めるのは生物の進化の邪魔になるのではないでしょうか。

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